メディテーションの意味
- Kazue Counseling Room
- 6月19日
- 読了時間: 3分

Kazueカウンセリングルームでは、クライエントさんほぼ全員に、愛をおくるメディテーションをお伝えします。
あるパニック障害の方は、自己コントロールを獲得しました。
ある夜中に目覚めて不安でじっとしてられない方も、落ち着きを取り戻しました。
お伝えしたすべての方が、効果を発揮するわけではありません。
呼吸法メディテーションはとても効果的なのですが・・・
実は、お伝えしても毎日実行する方は、ほんの一握りだからです。
機能不全な家庭環境に育った方、虐待を受けてきた方、アルコール依存症の家族で育った方、常に身体が緊張しています。
また、衝動的で反射的に行動しがちです。
こういう方には欠かせないものです。
身体の面から見てみますと、
第1にリラックスする助けになります。
心を静めて呼吸をゆっくりすることによって、酸素の吸入必要度が下がり、脳波がアルファ状態になり、頭と身体がゆったりとし、ストレス解消に役立ちます。
第2に、血圧を下げるのに役立つと言われています。
第3に、パニックなどの不安感に襲われた時に、アドレナリンを下げる役割をします。
第4に、身体の癒す力、免疫力を高めることがわかってきています。
第5に、自律神経失調症、ある種の頭痛などにも効果があると言われています。
第6に、脳の伝達物質である、エンドルフィンやセロトニンなどの増加が見られ、うつ状態
から抜け出す助けになると言われています。
心の面から見てみますと、
第1に、自己の発見に役立ちます。
長い間、無意識のうちに出来上がった役に立たない考え方、感じ方、行動のパターンを破
るのに大きな助けになります。
第2に、特に衝動的な人、反射的に行動する人にとって役立つ方法です。
ゆっくり物事を考えたり、待つことができるようになります。
第3に、身体から出るメッセージに気が付かない人達にとって、大変役に立ちます。
自分の考え、感情、感覚の変化に気がつくようになると、早めに物事に対処することが
できるようになります。
第4に、心の傷を癒すのに役立ちます。
第5に、心や頭が混乱した時、答えが見つからなくて、オロオロしているような時、選択
に困ったときなど、頭と心をスッキリさせる役目をし、思ってもいなかった方法が出て
くることがあります。
メディテーションをしていると、微妙な身体から出るメッセージを、聴くことができるようになり、それが何を意味しておるかに気づき、それに対処し行動を変えていくことができます。
早めにメッセージに気がつけば、反射的な古い繰り返しの、役に立たない行動、言動、害が出る前に、止めることができるようになります。
また、依存症の人、共依存症の人、ACやトラウマを受けて育った人たちは、否定的、批判的、他人や自分を卑下したり、責めたり、相手のせいにしたり、犠牲者意識、罪の意識を植え付けるような考え方、怒りや絶望などの感情で頭がいっぱいです。
現在頭に浮かんでいることは、自分の将来の予告編です。
ですから、どんな考えが意識的に、また無意識的に頭に入ってきているかに注目し、選択することは大切なことです。
愛をおくるメディテーションは、次回、このブログでご紹介させていただきます。
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