元から正さなきゃ・・・
ニュースで、小中高校生の自殺人数が昨年より増加したという話を取り上げていた。
そのために、文科省は、いち早く子供の変化や苦しみに気づくような体制を整えようと、スクールカウンセラーの出勤数を増加することや、教師の生徒に対する心理的アプローチの対策など考慮しているとのこと・・・
ああ〜、またパッチワーク流だなあと独り言が出た。
生徒の心理的サポートは大事だが、それ以前にどうしてそういう事が起こっているのかの研究と対策と、変えるべきものは変える必要がある。
長い間の教育のあり方が、さらに広い意味で社会のあり方が関わっていることを考えてほしい。
こんなやり方で、自殺数が減るとは考えられない。
それよりか、教師の仕事は増えて、教師自身が逼迫するのである。
高齢者が運転で操作を誤って、店に突っ込んだり、人を跳ねたという事件が起こると、次々そういったニュースを取り上げて、高齢者が免許証を持つことへの危険性ばかり訴える。
そのために、免許の更新では、65歳以上は若者がやらないような反射テストを始め、精神的な負担を受けることになる。
もちろん危険な人は免許証を返却すべきでしょうが、高齢というだけで運転ができなくなり、不便な生活を強いられる人は少なくはないでしょう。
高齢者がのんびり走れる社会になればいいが・・・
コロナ禍では、外出が怖くなり、外に出ない高齢者が筋力の衰えと同時に、精神的活力の衰えもあり、みるみる歳をとった状態になり、鬱っぽくなることもあるはずだ。
安全性を第一にだけ考えて、その後にどう言う状態が来るかまで考えが及んでいない。
もちろん、危険は避けるべきだし、安全を守る事が第一であるが、状況を把握して行動するためには、メディアに踊らされないように、自己管理する力を必要とする。
視野を広げて全体を見る力をつける、そういう教育が求められているし、今のように成績重視の教育では、そういう眼は育たないかもしれない。
また、どのような人間同士でも、共にコミュニケーションが取れるような関係性が育つ教育現場であれば、今のように発達障害で学校に行きにくいとか、皆と違う行動をとるからといって、からかいやいじめの対象になることもないであろう。
元から断たなきゃ、どんな方法を用いても、規則で縛っても良い結果は生み出せない。
教育システムを変えるのは専門家にお任せして?
(とはいっても、私が学生の頃に比べて、今の方がはるかに統一性を求められて息苦しさを私は感じるが)
言うは易し、行うは難しですが、私は関わる親御さんやお子さんに、社会の流れだけに目を向けないようにしていきましょうと、微力ながら伝えていきます。
親御さんには、自分の子供に対して広い目で将来を見てほしいです。
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