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機能不全な家族とは・・・

今日は、機能不全な家族について説明します。


機能不全な家族とは、依存症、例えばアルコール、薬物、ギャンブル、摂食障害、非行、暴力、セックス、買物、仕事、人間関係にのめり込んで、取りつかれてしまった人がいた家族、また両親の仲が悪く、常に喧嘩が絶えなかったり、冷戦状態であったり、浮気があったり、祖父母と両親との仲が悪かったり、よく怒りが爆発したり、性的・身体的・精神的な虐待や放置があったり,しつけが必要以上に厳しかったり、人格を否定されるようなことを言われたり、他人や兄弟姉妹といつも比べられたり、あれこれコントロールされ批判されたり、期待が大きすぎて、何をやっても期待に添えなかったり、お人形のように育てられたり、お金・いい会社・いい学校だけが重視されたり、他人の目を気にして外面だけ良かったり、あまりにも多く秘密があったり、何を言っても聴いてもらえなかったり、受け入れてもらえなかったり、親の不満や愚痴をいつも聴かされたり、みにくい離婚があったり、家族の誰かがいつも病気がちだったり、親が不在だったり、いつも裁判ごとや刑事事件が起こっていたり、親が外の人に優しいのに、家族にはつっけんどんだったり、身体や顔かたちについてからかわれたり、親と子の関係が逆になっていたり、窒息するほど溺愛されたり、見捨てられ不安にかられたり、愛のない、冷たい、安全性のない家族などです。


ふう~ ここまで読んでいただいて、ほとんどの方が多少どこかに引っかかりませんか。

もちろん温度差はありますが・・・


家族の中で受けた心の傷(トラウマ)は、自分が子どもであったため、力もなく家を出る事も出来ず、親に頼らなければならない弱い立場にあったため、一度ではなく、何度も、また長い間受け続けなければなりませんでした。


自分の親たちも、たぶん機能不全な家族の中に育っており、無意識のうちに習ったことを自分に伝えてしまったのかもしれません。


親自身の欲求が満たされないで、知らないうちに子どもの自分に向けられてしまったのかもしれません。


心の傷を認め、語ることは、親を非難するという事ではありません。


自分の心の傷に直面し、自分の癒しをしないと次の世代に、また不健全なコミュニケーション、人間関係、思考、行動を伝え続けてしまう事になってしまいます。


もうすでに、次の世代に心の傷をつけてしまった人は、自分をゆるし、自分の癒しの作業に取り組みましょう。


どんな家族であっても、人間ですから間違いはあります。ある程度のフラストレーションは、逆境を超えることでたくましさが養われ、人間の成長につながることもあります。


心の傷をいやすという事は、自分の心の傷と出会い、自分という存在を肯定し、受け入れ、いつくしんでいくことです。そして、過去の傷から心を解き放ち、自分らしくより良い人間関係が持てるようになることです。


そのためには、時にネガティブな自己観に真っ向から直面することが求められます。

とても勇気のいることです。


その事に立ち向かい、一歩ずつ前進する方々、長い間かけて出来上がった機能不全な思考、行動、人間関係、コミュニケーションの仕方、態度は頭で理解しただけでは、とても変わるものではありません。何度も何度も繰り返し、毎日毎日新しい健全なメッセージを自分に送る必要があります。


そういう私も、「自分は機能不全な家族に育ってはいないと思う人,手を挙げてください。」と投げかけられて、「ハイ!」と元気に真っ先に手を挙げた事を思い出します。

まだ自分という人間をよく理解していなかった頃のことです。



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