母は偉かった
子どもが大変なんです。
家で、私に暴力振るってきます。優しく注意しても、切れて反撃してきます。
どうしたら良いでしょうか。子どもを病院へ連れて行きたいけど、、、
と、相談に訪れるお母様。
お話を聴けば、家での態度や行動は、おっしゃる通りひどいものです。
親とは一緒に食事をとらない、部屋はゴミ屋敷状態、部屋には入れてもらえない、
母に対する言葉は、恨み節、、、
時に、子どもが怖いというお母様もいらっしゃいます。
子どもはと言えば、学校では何も目立った行動が見られず、先生に注意を受けることもありません。先生も、気にかけることもない生徒です。
家族の中で何かが起きているなと、想像できるのです。
お話を聴いていくと、この子供は幼少期から特徴のあるお子さんで、そのために親から厳しい注意を受け、駄目な子の扱いをされてきました。
毎日毎日、家の中で繰り返される、自分を卑下する親の言葉に傷つき、遂に反撃に出たのでしょう。
この子を何とかするのではなく、親がどうしてこんな風になったのかを理解して受け止める必要があるのです。
多くは、親御さん自身が同じような経験や傷つき体験を持っていらっしゃるものです。
あるお母様は、ご自身の振り返りを一生懸命されて、ご自身がカウンセリングを受けました。
子どもの特徴についても、目をそらすことなくしっかりと理解し始めました。
そのためにする大切な事の3つを、しっかりと守ろうと決心しました。
褒める事、失敗しても怒らない事、口うるさく言わない事
子どもをしつける事や、どの様に教育するかにエネルギーを注ぐのでなく、
子どもが何を考え、何を喜び、何に興味を示すのか
ご自身を振り返りながら、そのお母様は、
尊敬できるDr.と出会い、前から気になっていた書籍の言葉に生き返ったようになりました。
その日、子どもに「お母さんが間違っていたね、ごめんね。」と、心から伝えたのです。
すると、子どもはその一瞬から、お母さんに心を開いたのです。
その様子を伺いながら、私の身体もパーッと輝きだすお母さんと子どもの魂を感じることが出来ました。
人は、自分に正直になると、本当に輝くものです。
この日は、私がこのお母さんに愛をいっぱい頂いたのです。
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