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職場のパワーハラスメントといじめ





パワハラ、セクハラ、モラハラ、いじめ、DV、、、これらは全て同じ構造と言えるでしょう。


職場でパワハラが平然と行われているようでは、子供のいじめが減るわけもありません。


学校では、いじめ対策がマニュアル化されて、予防対策まで施していますが、全く減少傾向にはありません。陰湿に姿を隠したオンライン上のいじめまで出てきています。


どうせいじめるなら堂々と出てこい!と言いたいですが。


私たちが子供の頃もいじめはありました。大体ガキ大将みたいなのがいて、小さい頃は怖い存在でしたが、その母親に言い付けると、もっと怖いお母さんにとっちめられるという構造でした。


今は違いますね。子供が家ではいい子ぶってるので、親に言おうものなら、逆ギレされて訴えるような勢いです。あるいは、親の未熟さで、子供を躾けられていないこともあります。


親が自分の子供を理解していないからこのような事が起きます。


現代社会で、陰湿ないじめをする子供は、ほぼ家庭内で満足を得られていないケースが多いでしょう。


例えば、充分経済的に恵まれていても、社会的にみて羨まれるような生活をしている家庭であっても、心が満たされない子供は結構存在します。


親のどちらかにアルコールやギャンブルの問題があったりすると、子供は大変なトラウマを経験します。


親が自由恋愛に走っていると、子供は傷つきます。


最近では、最も一般的な多くの家庭ですが、多くの親が子供の将来を懸念して、習い事、勉強、塾、受験、資格取得という多くのプレッシャーをかけているために、子供が呼吸困難に陥っていることに気がついていません。


大学生などは、就活のために様々な資格を得ようとしています。


「どうしてその資格を取るの?」と聞くと、「就活の時に必要だから」と、何の疑問もなく答えが返ってきます。


「社会に出てから、使わない資格ばかりだね、、、」


「資格は、必要だから取るもので、額縁に入れても使わなければ意味ないけど、、、」


そんな話をすると、大学生は、まるで初めて聞いたかのような反応を示します。


親は子供のためと信じて導いていることは確かですが、自分の子供がそれを望んでいるか、自分の子供はどんなことに興味を持っているかという見方をしていません。子供の頭の上を素通りして、遥か彼方を見据えています。


ですから、私の元にくる子供たちは、親にわかってもらえない苦しみに喘いで呼吸困難になっているのです。


おっと失礼、話が脱線してしまいました。


大体、家で自由に物が言えない、コントロールされている、親が厳しい、そんな経験をしている子供は、外で暴れます。学校で自分より弱い人をいじめて満足感を得ます。


自分の子供がいじめているとしたら、親はまず自分のことに向き合う必要があるでしょう。


私が出会うのは、いじめられた子供や、その親御さんです。


肝心な、いじめた子や、その親はカウンセリウングには登場しません。


パワハラも一緒です。


パワハラする人はカウンセリングには現れません。


なぜならば、自分に悪いところが一つもないと思っているからです。


つまり、強いのではなく、本当は自分の弱みを見せたら壊れてしまうほど弱い存在だからです。


人は間違いをする生き物です。


それが間違いだったら、大人でもごめんなさいと素直に言える生き物です。


それが言えない、自分の弱さを見せられないと信じている人は、本当は自分に自信が持てていない人なのです。


自分に向き合うということは、自分の中の善も悪も、自分のこととして受け入れる作業です。









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