教育虐待

ニュースで報道される子供の親殺し。
なんと残酷な話であろう・・・
ここに来るまで、どんな事が起きていたのだろうと考えさせられる。
「教育虐待」という言葉が昨今使われるが、今に始まった事ではない。
現代では、ここまで行かなくても、親が気付かぬうちに、子供は教育虐待の環境に置かれている。
中学受験のために、小学生から塾に通い、勉強の目的が受験なのだ。
なんでこんな世の中になってしまったのだろうかと、一度立ち止まって考えてみてほしい。
この道しか生きる道はないかのように考えている子供は多い。
親、学校の教育、社会全てが、この考えに侵されてきたとも言える。
親が勉強を強いることのない家庭でも、親がエリート思考だったり、勉強好きできている場合、子供は肌身に親の期待を感じとり、プレッシャーを感じていることもある。
うまく行かないと、自分の出来が悪いと責め続ける。
これも苦しい・・・
いろいろな生き方があり、あなたは何に向いているのかなと一緒に考えたり、提案するのが先をいく大人の役割だと思うが、その大人も一つの生き方しか知らず、それが良いと信じていると、知らぬまに子供にその生き方を押し付けていることがある。
親は完全ではない存在。
親は子育てしながら、子供からいろいろなことを教えてもらっている。
もう一度、親の役割ってどういうことなのか、考えてみたい。

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