依存症
何かの習慣的な行動が、自分の生活や人生にダメージを与えているのに、意志の力ではそれがやめられない状態のこと。ストレスや精神的苦痛を感じたくない為に、酔いや高揚感に導かれることから習慣化して、依存が進行し、コントロール不能となります。意志の力ではやめられないのが特徴で、治療、カウンセリング、自助グループなどによる仲間との支え合いによって社会復帰が可能です。
●アルコール/薬物
飲酒によって肝臓を壊し、家族に飲み過ぎを責められ、仕事にも支障が出ているのに飲み続けている。違法薬物を使用して逮捕されたが、もう決してやらないと宣言したのに、再び使ってしまう。アルコールによって、感情のコントロールが不能となり、暴れたり、暴力的な行動、暴言が生じ、家庭内で配偶者や子供にも精神的な影響を与えます。
AC : Adult Children アダルトチルドレン アルコール依存症を親に持つ子供の事を言います。
後に、子供には精神的、身体的な症状が表れやすいです。
●ギャンブル/買い物
パチンコやスロットマシンで多額の借金、家族に頭を下げて、二度とこんなことを繰り返さないと誓って、肩代わりして貰ったが、数年後再び借金が発覚する。何度も借金を重ね、自己破産に追い込まれるケースも少なくありません。
買い物は、自分にとって不必要、あるいはすでに同様の物を所持しているにもかかわらず多数の物品を購入してしまい、使う事なく溜め込んで行きます。物質的に満たされると一時的に快楽を得る為の行為です。
●恋愛/性
寂しさや精神的苦痛、ストレスから逃れるために、強迫的に恋愛関係や性を求める。
●インターネット
オンラインゲームに夢中になり、成績が低下、昼夜逆転、睡眠不足、体調悪化など日常生活が完全に乱れる。親がゲーム機を取り上げたり、インターネットを止めるなど介入すると暴力行動に出る事があります。