発達障害
自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群、注意欠陥・多動症( AD/HD )、限局性学習症( 学習障害)、などを含む幅広い概念です。その症状は、通常低年齢からあらわれるものです。
成長に連れ、自分自身の持つ不得手な部分に気づき、行きにくさを感じるかもしれません。
ですが、発達障害は、その特性を本人や家族・周囲の人がよく理解し、その人に合ったやり方で、日常の暮らしや、学校や職場での過ごし方を工夫することが出来れば、その人が持っている本来の力を発揮できるようになります。
●落ち着きがない/忘れ物が多い
多動、多弁でじっとしていられない → 教室では席に座って居られない、先生の注意が入りにくい
衝動的に行動する → 考えるより先に動く
不注意 → 集中できない
忘れ物 → 学校のお知らせや提出物を忘れる、仕事のミスが多くなる、仕事が長続きしない
●集団生活に馴染めない
《コミュニケーション》
・相手の考えを読んだり、その場の雰囲気から状況を察する事が出来ない
《対人関係、社会性 》
・考えをそのまま口に出すので、相手から誤解を受けることがある
・マイペースな行動、友人とのトラブルが多い
・普通に話しているつもりでも、相手を不愉快にさせたり、怒らせてしまう
《興味、関心の偏り》
・興味がある事には集中できるが、興味がないことには全く関心を持てない
●生きづらさを感じる
《こだわり》
・急な予定変更は受け入れられない、日常生活に支障があるような強いこだわりがある(パターン化した行動)
《感覚過敏》
・光や音に敏感、感触にこだわりがあり、決まった服しか着られない
《感覚鈍麻》
・感覚の反応が鈍く、刺激や痛みに鈍感
●学習面での困難
読み書きや算数などが苦手、出来るものと出来ないものの差が極端、授業についていけない、宿題に時間がかかる
●不器用、運動面の遅れ
筆圧が弱い、指先がうまく動かせない、運動の調節や加減が苦手で極端に不器用