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これからの生き方 

7月に入ってから、430ページにわたる大作の英語版を読んでいる。そのEndoursementを書くお仕事をいただいた。私にとって久々の大挑戦である。

1ヶ月弱で、読みこなせるかなど不安もあったが、それ以上に本の内容に大きな興味を抱いていたので、何がなんでも読むぞという決心が大きかった。

大好きなNetフレックスの映画鑑賞も、少しお休みして頑張った。

昨日、その大作をようやく読み終えた。


今日は、Endousumentを仕上げて、カウンセリングのお仕事だから、余裕があるなと思っていたら、突然、ダライ・ラマ法王のライブがあるお知らせが入った。なぜかとても聴きたかった。残念なことにカウンセリングの時間と重なってしまう・・・残念と思っていたら、


カウンセリングのキャンセルが入った。


これは偶然ではなく、必然〜


そう思ったら、心がスーッと軽くなった。


今日のメインイベントは、「これからの生き方」についてである。


ダライ・ラマの教えを皆様にお伝えします。


これからの時代は、「私の国」「私の宗教」「私は日本人」と、自ら枠を作る考え方は、時代遅れです。


私は、1人の人間です。宗教人である前に、1人の人間として、全ての人々に接しています。


幸せな社会、家族を築くには、世界中の70億の人々が自分の兄弟姉妹と思うことです。肌の色の違い、宗教の違い、文化の違いはあれど、皆1人の人間であると言うことを意識してください。


私たちは、社会性の生き物です。他の人に依存して生きる存在、他の人を敬うことが大切です。


他の人が否定的な態度を示したら、本当にかわいそうにと、心からあわれんでください。


私、ダライ・ラマは、問題のある人に対して、あたたかい心を持って接します。


民族的な違いを強調するのではなく、宗教、信心に関係なく、幸せに生きていく方法を見出すために、助け合うことが大切です。


私は、国を失いましたが、今インドでお客様として過ごさせていただいていることに、本当に感謝しています。


怒りや執着を心に保つと、心の平和や健康は望めません。


私たちは、地球という惑星に生きる人間であることを忘れてはいけない。


私たちは1人の人間であることを。


では、どうしたら幸せな社会、家族を作れるのであろうか、未来の子供達に示せるのであろうか。


それは、優しさ、思いやり、あたたかい心を育むことです。


私たちは生まれながら、優しさ、思いやりを備えている生き物です。


その美しい心を育むには、教育がとても大事です。


学校で、いつも先生が笑顔で、面白いことを言って生徒を笑わせていたら、子供たちは幸せな気分になります。反対に、いつも苦虫を潰した様な顔で、怒っていれば、子供たちは逃げ出したくなりますね。


それは、動物も同じです。


あたたかい心で接すると、尻尾を振って喜んでくれます。


でも怒った表情を見せると、尻尾を丸めて逃げますね。


一人一人があたたかい心で、他の人と接することを学べば、それが平和なコミュニティを作ることにつながります。未来の子供達に教え、大人が自ら態度で示していく必要があるでしょう。


私は、一人の人間です。


そして、地球に住む70億の全ての人が、自分の兄弟姉妹です。


本日の、ダライ・ラマ法王のお言葉でした。


最後に、現在コロナ禍で多くの方々が、奉仕するお仕事をされています。


奉仕する仕事をする人は、自分自身の快適さを維持した上で、奉仕することが大切です。


自分自身の精神的な状態が快適で、休息が取れているからこそ、大変な状況下でも、希望が持てるのです。


身をすり減らしての奉仕は危険です。


また、コロナ禍で大切な方を亡くしたことも多いことでしょう。


この喪失感は、大変苦しいものです。


その苦しみを乗り越えられる、克服できるのならば良いのですが、もしできないならば、その苦しみとずっと共にいることになります。


悲しみは消えません。しかし、あなたの周囲には、友人や家族がいます。70億の兄弟姉妹がいます。


不安や心配を受け止めていくことが大切です。


今日は、ダライ・ラマ法王が、突然のメッセージを下さったことに対して、必然であると思った。


7月は、私にとって苦しい、辛いことが起きたが、そのこともしっかりと受け止めて、自分を癒してあげたい。


教えのように、しっかりと休息をとって、自分自身の快適さを維持していこう。

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