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家族がまとまる


お子様のことで親御さんが相談にいらっしゃるケースが多々あります。


不登校、原因不明で体調が悪い、家で暴れる等々〜  きっと病院に行ったり、先生に相談したり、知り合いの方に相談したり、ネットで調べたり、でもどうしたら良いのだろう、、、と困っていらした事でしょう。


不登校、でもハッキリとした原因が分からないのです。お話を始められると、ご自身が語りながら子供の思いを感じて涙ぐまれたり、ご自身の不安な気持ちに触れて涙ぐまれます。


そのうちに、ああこんな事があった、ああそう言えばと、理解が深まっていきます。


そう、親御さんは既に心の深い所で、お子さんの気持ちを感じています。ただ、心配や不安でそれが見えなくなってしまいます。


ですからお話が進むうちに、ご自身の深い思いが表れてくるのでしょう。


お子様の事で相談にいらっしゃる段階で、その準備が出来ています。


家族で何が起きているのか見えてきますと、今まで子供がと思っていたテーマがご自身が主語になっていきます。


こうやってみます。こう理解してみます。


そういう「私が」が主語になってくると、家族が動き出します。ここに至るまでは人それぞれ、長くかかる場合もあります。


親は子供に良かれと思い行動します。子供が不幸になればいいと思う親はいないでしょう。ただ、その良かれが本当にそうなのかは、気がついていません。見ようとしていません。親になった途端、親とはという考えに取り憑かれてしまいます。それは責任感からかもしれません。親自身が自分を振り返り、向き合うようになるまでに時間がかかります。


さて何かが動き出すと早いもので、家族がまとまり出します。今起きている事柄よりもっと大切な目に見えない家族の力が動き出します。


子供の問題や親の不安がどこかに去り、お互いの理解が深まります。その時の喜びは計り知れません。子供にとって家が一番居心地が良い場所に変化します。


それには親御さんの勇気が必要です。

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