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暴れる子ども

家で子供が暴れるんです!


恐くて、児童相談所に、できれば入院して欲しいです。


色々なケースがありますから、それぞれ何が起きているのかを観る必要があります。


よく起こるケースは、子どもの親への反撃です。


思春期になり、身体も大きくなり、乱暴な言葉も発するので、親から見ると狂気に写ります。


しかし、子どもは必死です。


親が良かれと思って子どもを導いてきた方法が、時に子供にとっては大変な苦痛を伴います。


親はその事に気が付きません。


子どもは歯を食いしばって頑張ります。


なぜなら、親に褒めてほしい、認めてほしいからです。


子どもは、それを意識しているわけではありません。


怖いから、言う事聞かないと!


お母さんの機嫌の悪くなる顔を見たくないから。


と、子供なりに必死です。


その頑張りも、いつか、どんなに頑張っても受け入れてもらえないという諦めに変わります。


どうせ私なんか~  どうせ僕なんか~


諦めたようで、分かってもらえない苦しみとは計り知れないものです。


それが、怒涛の思春期時代に爆発することがあります。


親は今まで大人しく従順だった子が豹変するので、恐怖心さえ持つことがあります。


これは異常だから入院させないと、もう対応しきれないから児童相談所にあずかって欲しい、、、


従順だった子どもがここまで暴れるには、相当な試練を受けてきたと言えるでしょう。


「一体どうしたら良いのでしょう。この子をどうしたら、、、」


「お母さん、この子の心の苦しみが分かりますか? ここまで暴れるほどの辛さ、苦しみが分かりますか?」


「ええ、でも、このままではこの子の将来はどうなるのでしょう。暴れればすべて解決するという考えは社会に通用しませんし。」


「お母さん、この子の苦しみが手に取るようにわかるまでまだ時間が必要ですね。」


親とは、子どもを思うあまりに、目の前にいる子供を観ずに、遥か彼方を観ていることがあります。


子どもを思うとはどういう事でしょうか。それは、子どもの為と信じながら、自分が望む気持ちの表れになっていないでしょうか。


子どもは目の前で、笑ったり、ふざけたり、苦しんだりしていますが、その事に気がつくことなく遠くを見てしまいます。


子どもは、いつも目の前の親を見ているのに、、、






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